[2015-01-20]
天然ガス車(CNG車)のエンジンチェックランプ点灯したとのことで入庫しましたが、エンジンの調子がとくに悪いことはありません。
スキャンツールにて故障診断してみると
P0560 点火系電源異常
P0141 O2センサーヒータ回路不良
P0475 エキゾーストVSV断線短絡
を表示しました。
一度故障コードを消去すると再度点灯はしないので過去に何らしかのエラーを拾ったとみられる。
点火系電源異常が怪しい...
O2センサーが悪いのなら点火系電源異常はでないはずだ!
おそらく点火系電源が不具合をしてO2センサーヒータに電源を供給できなかった時があったと判断しました。
車両は24Vだがエンジンは12Vの為DC-DCコンバータを使い24Vから12Vに変換しているので、回路的にイグニッションリレー、コンバータリレーあたりが悪さしているのかと思い、リレーを抜いてみることにした。
イグニションリレーを外すとエンジンチェックランプ点灯したが
P0560 点火系電源異常
P0141 O2センサーヒータ回路不良
二つだけの表示だった。
次にコンバータリレーを外すとエンジンチェックランプ点灯し
P0560 点火系電源異常
P0141 O2センサーヒータ回路不良
P0475 エキゾーストVSV断線短絡
三つ表示しました。
コンバータリレーが悪さをしてるみたいなのですが、念のためイグニッションリレーも交換しました。
コンバータリレーが悪さをして12Vの電源が不安定になったときに点火系電源やO2センサーヒータ、エキゾーストVSVが正常に作動しなかったためエンジンチェックランプが点灯したとみられる。
メーカー:いすゞ エルフ|形式:NFG-NPR82XN|エンジン:4HV1